ラクダすらも暑そうな時

5月 16th, 2014

私たちはひどく蒸し暑い場所にいました。
のどが渇いたので川か水を探しましたが、川だったと思われるところは干からびていて魚も死んでいました。

森の木々も枯れていて、死に掛けの動物たちの唸る声が聞こえました。
ラクダすらも暑そうにしていたのですから、そうとうの温度です。

私たちは小さな原っぱに出てきました。原っぱの真ん中には、ぐにゃぐにゃの乾いた木がありました。
私たちがその木に近づくと、枝が手に、根が足に変わり、木がおばあさんに変化しました。
私たちはあまりの暑さに蜃気楼でも見ているのでしょう。おばあさんは乾いた声でうれしそうに笑いました。
その不快な笑い声を聞いていると、いっそうのどが渇き、頭がくらくらしました。

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